山田 紘暉(やまだ ひろき)
24歳(社会人1年目)
【職業/資格】
膝痛専門ランニングトレーナー
理学療法士
連動性アドバンストレーナー
理学療法士を目指したきっかけは?
中学生から陸上競技の長距離専門でやっていたのですが、中学2年生から3年生にかけて腰椎分離症になってしまいました。その時に、理学療法士の先生に出会いました。すごく親身に寄り添ってくださり、自分の何が悪いのかを丁寧に見ていただいて、僕もこのような先生になりたいなと憧れたのが目指したきっかけです。
連動性トレーナーベーシック養成講座を知ったきっかけを教えてください。
将来の進路として、スポーツトレーナーになりたいという思いが強かったんですよね。それを考えた時に、大学で学べることだけだと、自分の夢を叶える為には、少し遠回りだと思い、色々な勉強会に参加していました。そんな時に知人の紹介で、理学療法士の連動性トレーナーの方をご紹介していただきました。その方は、会社を設立されていたのですが、自社のサービスに連動トレーニングを導入しており、その時にはじめて連動トレーニングのことを知りました。
養成講座を受講しようと思ったのはなぜですか?どんな課題を解決しようと思って入会されましたか?
自分自身の陸上経験と、ランナーさんのセッションをさせていただく中で、
「ランニングのフォームって一つじゃないよな」
「理想のフォームと言われるものはあるけど、どう見ても一つの決まったフォームに当てはめるのは違うよな」
という疑問が昔からずっと自分の頭の中にあったんですよね。そこで、養成講座の説明を受けた時に、「個体差を前提としたトレーニング理論」ということを知って、それを学ぶことで、自分が昔から思っていた疑問が解決できる、と思って入会することを決めました。また、連動性トレーナーの中にはトップトレーナーの方も在籍しています。トップトレーナーの技術や考えを学ぶことで、自分のセッションの質を高めていくことができる、と思いました。その環境に飛び込んで自分を変えたいと思ったことも入会を決めたもう一つの要因ではあります。
山田さんが思う、先天性連動の強みは何でしょうか?
自分が特に感じているのは、「動きで評価できる」という点です。もちろん、理学療法士としても学校で動作分析を学ぶのですが、ただ、実際に目の前で怪我をされた方を治療するってなった時に、どうしてもそれだけだと行き詰まってしまって、、、、根本改善ができるイメージが湧いていなかったんですよね。連動トレーニングの場合は、体系的な動作分析法を学ぶことで、「部分」ではなく「全身」で評価することができるようになります。動きの改善をすることで結果的に怪我の再発予防をすることができる上にパフォーマンスアップを図ることができるんですよね。その点は、すごく強みだと感じています。
山田さんの1番印象に残っている症例を教えてください。
ランナーの方で膝内側部に痛みがある方の改善例が特に印象に残っています。その方は高齢の方で、その膝の痛みが一向に回復しないことから「歳のせいかな」と走ることを諦めかけていた状態でした。私がセッションに入らせていただいた時に、全身の動作分析をした上で連動トレーニングを用いて治療をさせていただきました。すると、1回の治療でしゃがみ込む時に強かった膝の痛みが、痛みなくしゃがみ込みができるレベルまで変化しました。その時に「明日から走れそう!」と笑顔で言ってくださり、その笑顔は今でも覚えています。その後も定期的にセッションをさせていただいているのですが、治療を重ねていく度に、ランニングフォームの改善がみられ、膝への痛みもなく、走れるようになれました。元々、日常生活にも支障をきたし、趣味のランニングを諦めかけていた方でしたが、ランニングもできるようになり、QOLをあげるサポートができたことがすごく印象に残っています。
今後の活動を聞かせてください。
今後もランナーさんを対象としてセッションをしたいと思ってます。ランナーの方は高い競技レベルを目指せば目指すほど痛みを経験することが多いんですよね。その時の治療の選択肢がマッサージや鍼治療の少ない選択肢しか持っていないケースだと根本改善が難しい、という印象があるので、痛みが生じてしまった時に、根本から動作を改善して、痛みの改善を図るだけではなく、パフォーマンスアップも図って、生涯現役でランニングを続けられるようなサポートをしてきたいと思っております。また、ランニングのことに関する悩みなら「山田」というようなランナーの方に頼ってもらえる人になりたいと思っております。
この記事を閲覧されている方々に一言お願いします。
トレーナーとして患者さんを良くしたいと、誰もが思っていると思います。その中で勉強方法はたくさんあるし、知識もたくさんあり、何から勉強すれば良いだろうと、悩むこともあると思うのですが、連動トレーニングの「個体差を前提としたトレーニング理論」は、人の動きを根本から改善することに繋げることができます。
また、この考え方や技術は連動トレーニングだからこそ得られることだと思っています。
これから多くの方の治療をしたいと思っている方には本当におすすめしたい学びの内容になっています。
是非気になる方はイベントなどにも参加してみてください。