米井 朋香(よねい ほのか)
1999年4月19日生まれ
ポジション: MF
【経歴】
- JFAアカデミー福島(7期生)
- 代表歴: 元U-16、U-19日本女子代表
- 2018〜2024年: SDエイバル (クラブ通算100試合出場達成)
- 2024〜2025年: スポルティング・デ・ウエルバ
- 2025年〜現在: SE AEM

プログラムを始める前、どのような悩みや課題を抱えていましたか?
一番大きかったのは、膝の不安をずっと抱えながらプレーしていたことです。
最初は、後十字靭帯損傷と内側側副靱帯損傷をしたあとの後遺症に悩んでいました。復帰したあとも、膝の痛みや怖さ、不安定さが残っていて、ボールを蹴った瞬間やターンをしたときの痛みがなかなか消えませんでした。
その後は、膝蓋腱炎をワンシーズンずっと抱えながらプレーする時期がありました。毎週試合に出て、練習も続けていたので、痛みが軽くなる時間はほとんどなくて、むしろ少しずつ悪化していくような感覚でした。週の合間に治療を受けながら、なんとかプレーを続けていた状態でした。
日常生活でも階段の上り下りが痛かったですし、プレー面でも、動き出しやキック、切り返しなど、ほとんどあらゆる動きに痛みがありました。練習の中でも、週末の試合に少しでもいい状態で臨めるように、キックをセーブすることもありました。
そういう状態が長く続いていたので、「スポーツ選手は怪我を抱えながらやるものなんだ」と思うようになっていましたし、この痛みは一生付き合っていくしかないのかもしれないと、半分諦めていた部分も正直ありました。
その長期的な悩みに対して、これまでどのような取り組みをしてきましたか?
膝の痛みの改善のために、一般的な治療はかなり時間をかけてやってきたと思います。病院でのリハビリ、チームトレーナーとのトレーニングをはじめ、鍼治療、超音波、マッサージ、ストレッチは一通りやっていましたし、練習前には自分で膝まわりのエクササイズや筋力トレーニングもしていました。大腿四頭筋の筋力強化や、各関節の可動域の改善に取り組んでいた時期もあります。
でも、変化は一時的でした。鍼をした翌日は少し軽くなったように感じても、また練習と試合を繰り返す中で痛みは戻ってくる。しかも、だんだん悪化していく感覚もありました。
何とかやりくりしながら続けていたんですけど、根本的によくなったという実感は正直ほとんどありませんでした。
そのような中で、プログラムを始めようと思った理由は?
最初の出会いは、後十字靭帯損傷と内側側副靱帯損傷の後遺症に悩んでいた頃でした。後輩に相談したことがきっかけで、「連動性トレーナー」を紹介してもらって、一度セッションを受けたのが最初です。
そのときにすごく印象に残ったのが、病院のリハビリでも改善しなかった膝の違和感がかなり良くなったことでした。しかも、痛い膝そのものに何かをするというより、身体全体の動きを見直していく中で変化が出たので、今までにない感覚がありました。
その時に感じたのは、HURECのアプローチは、それまで受けてきた治療とは全然違うということでした。HURECの自分の骨格の個体差にあった身体の使い方に戻していくという考え方が、すごく自分に合っていると感じました。
「これは自分の中で何か変わるかもしれない」という希望を持てたことが、プログラムを始めようと思った一番大きな理由でした。
実際に取り組んでみて、どのような変化を感じましたか?
一番大きかったのは、セッションを始めて2〜3か月で、ワンシーズン悩んでいた膝蓋腱炎の痛みがなくなっていったことです。
ワンシーズンずっと痛みに悩みながらプレーしていて、毎週試合もあって、練習も続く中で、痛みがなくなる感覚はほとんどありませんでした。それが2〜3か月で痛みのない状態でプレーできるようになったのは、自分でも本当に驚きました。今振り返ると、「今までは何だったんだろう」と思うくらいです。
痛みによるストレスなくプレーできるようになったことは、選手としての幸せを感じられる本当に大きな変化でした。今までは練習でもキックを少しセーブしながらやっていましたが、そういう制限をかけずに取り組めるようになったことは、自分の中ですごく大きかったですし、それがそのままパフォーマンスアップにもつながっていったと思います。
最初に悩んでいた後十字靭帯損傷と内側側副靱帯損傷の後遺症についても、膝蓋腱炎についても、その後再発することなく、ここまでプレーを続けられています。
周りの選手からも、「最近なんか調子いいよね」とか、「動きいいよね」と言ってもらえるようになって、周囲から見ても変化が出ていたんだなと感じました。
なぜ今回、変わることができたと感じていますか?
一番大きかったのは、自分の骨格タイプに合わせた動きを身につけていくことで、問題を根本的に解決するという視点を持てたことだと思います。
それまでは、痛みが出たら治療をして、少し楽になって、またプレーして痛くなる、ということの繰り返しでした。でもプログラムを始めてからは、ただ痛みを抑えるのではなく、なぜその痛みが出ているのか、自分の身体に合った動きは何なのかを知ることができました。
人にはそれぞれ個体差があって、全員に同じ動きが合うわけではない。その前提を知れたことは、自分の中ですごく大きかったです。自分の個体差に合った動きを取り戻していくことが、痛みの改善にも、パフォーマンスアップにもつながったんだと思います。
最後に、同じように慢性的な痛みに悩むアスリートへメッセージをお願いします。
まず知ってほしいのは、人にはそれぞれ個体差があるということです。
フォームに対するひとつの考え方や、ひとつの動きが、全員にとって正解とは限りません。どれだけ努力を重ねていても、自分に合っていない方向で頑張ってしまうと、なかなか目標にたどり着けないこともあると思います。
私自身、HURECと出会って、個体差に合った動きがあるということがすごく大きな発見でした。だからこそ、まずはそういう個体差があるということを知ってほしいですし、自分に合った努力をしていくことが、パフォーマンスアップや慢性的な痛みの改善にもつながっていくんじゃないかなと思います。


