「アルティメット日本代表の経験を元に、一人でも多くの怪我で悩む選手を減らしていきたい」

アルティメットの選手として活動している中で、腓骨筋のⅢ度肉離れ、左足首の靭帯を完全断裂し、1年半〜2年ほど競技から離脱しており、競技人生のほとんどを怪我に悩まされていました。そんな時に、連動性トレーナーの友人から紹介してもらい、そこで初めて連動トレーニングのことを知りました。「動作から根本的に痛みを改善する」という考え方にとても興味を持ちました。

体験会を受講して思ったのは、この連動トレーニングを習得すると「怪我に悩まされることなく競技人生を全うできる選手を増やせる」と思ったことと、連動性トレーナーになることで、怪我をしてしまったとしても、連動性を高めることで競技復帰も早くできるようになるため、少しでも多くの選手に希望を与えられるようなトレーナーになれると思ったのが、入会のきっかけの一つです。

個体差を前提に個々に合わせたトレーニングやリハビリテーションができることだと思います。私自身、大学で野球の動作分析に関する研究をしていましたが、そこでは「この投球動作が正しい」というような一つの正しい答えがあって、その正しい答えに導くような研究をしていました。その正しい答えが自分にとっても正しいと思い実践していたのですが、どうしても自分の身体に合わず、パフォーマンスに落とし込めていなかったのがもやもやしていました。連動トレーニングで学んだことは、自分の体に落とし込むことができ、且つ、すぐに体感できること＝結果が伴います。繰り返しになりますが、個体差を前提に個々に合わせたトレーニングやリハビリテーションができるのは連動トレーニングの強みだと思っています。

野球選手で重度の腰痛の方を連動トレーニングの技術で完治した症例が印象に残っています。その選手は鎮痛剤を服用していたのですが、全く痛みが引かず、藁をもすがる気持ちで僕のところに来てくださいました。三ヶ月間、連動性トレーニングを実施することで、痛みが全くなくなりました。その結果、痛みの改善だけではなく、パフォーマンスもあがり、前年の成績を大きく上回る競技の結果を出せた報告を受けて、僕自身も本当に嬉しくなったのを覚えています。動作を改善するための連動性トレーニングを忠実に実施することで、疼痛が減るだけではなく、パフォーマンスもあがったので、大変印象に残っています。

多くの選手に連動トレーニングを知っていただき、僕の治療を気軽に受けてもらえるような環境を作っていきたいと思っています。

学んでマイナスになることは絶対にないですし、「個体差を前提として動作から痛みの改善やパフォーマンスアップする」というコンセプトが連動トレーニング以外にはないと思うので、ご自身の視野を広げるというきっかけにもなり、選択肢を増やすきっかけにもなると思うので、是非学んでみてください。